会社の評判ってどう調べたらいいの?
口コミサイトの情報は信じられるの?
ブラック企業に入らないためにはどうしたらいい?
この記事にたどり着いたあなたは、会社の本当の評判がわからず「何を信じればいいかわからない」と悩んでいるのではないでしょうか。
結論、ネットに出回っている会社の評判には誤ったものもあります。
また情報が誤っているだけでなく、悪い評判をお金の力で消している場合もあるため、情報収集の際には正しい情報を見極めることが重要です。
正しい評判の調べ方が気になる方は、先に「【実態を見分ける】会社の評判の調べ方5選」をチェックしてみてください。
本記事では、正しい会社の評判の調べ方や情報操作の危険性、転職成功のためのポイントなどを徹底解説しています。
ぜひ最後まで読んで、自身に合った会社への転職をかなえるための参考にしてください。
会社の評判の調べ方 | 概要 |
---|---|
口コミサイト | 運営会社の信頼性や情報源の透明性を確認した上で、会社のリアルな評価を確認する |
企業ホームページ | 企業理念やビジョンなど、公式情報で会社の基本情報を確認する |
SNS | 実際に働いている人や関係のある人のか君を見て企業文化や社風を確認する |
ニュースサイト | 過去の不祥事や訴訟情報など、業績や経営状況などを確認する |
OB・OG訪問 | 実際に働く(働いていた)人の意見を聞くことで社内の雰囲気を確認する |
会社の評判を調べるにはどうしたらいい?
口コミサイトや企業HP、SNSなどから多角的にさまざまな情報を収集するのがおすすめです。
特にSNSは以前働いていた人の意見や現役従業員の意見が見つかる場合もあるため、リアルな情報を収集できます。
詳細は「【実態を見分ける】会社の評判の調べ方5選」をチェックしてみてください。
信頼できる口コミサイト、情報源は?
掲載情報量の多い「エンゲージ会社の評判」や「転職会議」などがおすすめです。
詳細は「口コミサイトでリアルな評価を確認する」をチェックしてみてください。
おすすめの口コミサイト | 概要 |
---|---|
エンゲージ会社の評判 | 掲載口コミ数No.122万社以上の口コミを掲載 |
転職会議 | 会員数980万人口コミと同時に求人情報も確認できる |
OpenWork | 口コミ数1,600万件以上口コミの項目が細かく分かれている |
なぜ会社の評判を調べる必要があるのか?
会社の評判を調べるべき理由は下記の2つです。
入社後に「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないためにも、会社の評判を調べる必要性を把握しておきましょう。
転職は人生の大きな転機だから
転職をする際は、給与や待遇面だけでなく企業文化や将来性など、多角的な視点から企業を吟味し、納得のいく選択をすることが重要です。
たとえば待遇面では、給与や労働時間、休日休暇、福利厚生などが自身に合っているかを確認する必要があります。
待遇面が良くても、企業文化や社風が自身に合わなければ、働きづらさを感じてしまうでしょう。
自分らしく働き続けられる環境かどうかを見極めるためには、企業のホームページや求人情報だけでなく、実際に働いている人の生の声や、客観的な情報の収集が重要です。
自分らしいキャリア形成については下記の記事でも解説していますので、合わせて確認してみてください。
企業ホームページの情報は正しいとは言い切れないから
多くの企業は自社を魅力的に見せるため、ホームページなどで積極的に情報発信を行っています。
しかし企業側が発信する情報は、あくまでも自社の良い面をアピールするためのものが多いため、企業ホームページの情報がすべて正しいとは言い切れません。
実際に働いている人の生の声や、客観的な情報を収集し、企業の雰囲気や実態を詳しく把握しましょう。
【実態を見分ける】会社の評判の調べ方5選
基本的な会社の評判の調べ方は以下の5つです。
1つの方法ではなく、複数の方法を組み合わせて情報収集を行えば、企業の全体像が見えてくるでしょう。
口コミサイトでリアルな評価を確認する
実際の従業員や元従業員の生の声を聞ける口コミサイトは、転職活動で役立つツールです。
しかし中には信憑性に欠ける情報や、偏った意見も含まれている可能性があるため、注意が必要です。
口コミサイトを利用する際は、運営会社の信頼性や情報源の透明性を確認するために、掲載情報量や口コミの質、更新頻度などもチェックしておきましょう。
特定の業界や職種に特化したサイトであれば、より信頼性の高い情報を得られます。
口コミサイトで得られる情報は多岐に渡りますが、以下の点に注意して情報を収集しましょう。
- 給与水準や残業時間、離職率などの数値データが信頼できるものかどうか
- 社風や企業文化、人間関係に関する口コミがあるかどうか
複数の口コミサイトを比較検討すると、より多角的な視点を得られます。
信頼できる口コミサイトの一例は以下のとおりです。
おすすめの口コミサイト | 概要 |
---|---|
エンゲージ 会社の評判 | 掲載口コミ数No.122万社以上の口コミを掲載企業文化や働きがい、成長機会など、多岐にわたる項目に対する評価を見ることが可能 |
転職会議 | 会員数980万人口コミと同時に求人情報も確認できる気になった求人があればそのまま応募もできるため、スムーズに転職活動を行える |
OpenWork | 口コミ数1,600万件以上口コミの項目が細かく分かれている求人情報が掲載されておりリサーチ段階から具体的な内容を確認できる |
上記の口コミサイトを参考に、企業の実態を深く理解しましょう。
企業ホームページで基本情報を確認する
企業の公式ホームページでは、企業理念やビジョン、経営方針、事業内容、商品やサービスなど、企業の基本的な情報を網羅的に得られます。
しかし、企業側が作成しているため自社の魅力をアピールする内容ばかりの場合もあります。
企業ホームページはあくまで基本的な情報を把握するにとどめ、口コミサイトやOB・OG訪問などを通じて、よりリアルな情報を収集するように心がけましょう。
SNSで企業文化や社風をチェックする
近年、多くの企業がX(旧Twitter)やFacebook、InstagramなどのSNSアカウントを開設し、情報発信を行っています。
企業の公式アカウントをフォローすれば、企業文化や社風を垣間見られる場合があります。
また、実際に働いている人やその企業と関係のある人の書き込みを検索すれば、よりリアルな情報を得られるでしょう。
たとえば、X(旧Twitter)では「(企業名)+評判」や「(企業名)+残業」などで検索すると、実際に働いている人や元社員の口コミが見つかる可能性があります。
より関連性の高い情報にたどり着くためには、「代表取締役の名前」や「企業支店の支店名や工場名」などを組み合わせて検索してみると良いでしょう。
ニュースサイトで業績や経営情報を確認する
企業の業績や経営状況、将来性などを判断する上ではニュースサイトの情報も重要です。
GoogleニュースやYahoo!ニュースなどの大手ニュースサイトで、企業名や業界などのキーワードで検索してみましょう。
企業の合併や買収、新規事業の立ち上げ、業績発表など、企業の動向に関する最新情報を得ることができます。
また、過去の不祥事や訴訟情報が出てくる場合もあるため、企業のリスク管理体制やコンプライアンス意識の確認も可能です。
OB・OG訪問で働く人の実際の声を聞く
OB・OG訪問では、ホームページや口コミサイトだけではわからない、職場の雰囲気や仕事内容のリアルな部分やキャリアパスなどについて、生の声を聞くことができます。
OB・OG訪問を行うには、知人や友人を介して紹介してもらったり、転職エージェントに相談してみたりするなどの方法があります。
また近年では、「Matcher」や「ビズリーチ・キャンパス」などのマッチングアプリなどを活用してOB・OG訪問を行えるため、自身に合ったものを活用してみるのもおすすめです。
OB・OG訪問をする際は、事前に質問事項をまとめ、簡潔で分かりやすい質問をするように心がけましょう。
またあくまでも個人的な意見である点を踏まえ、話の内容を鵜呑みにしすぎるのではなく、参考程度に留めておくことが大切です。
「情報がない」場合は要注意!都合の悪い情報が隠されている場合も
企業について徹底的に調べたにも関わらず、インターネット上で全く情報が見つからない場合は注意が必要です。
インターネット上の情報が企業活動に与える影響力は大きく、企業側もレピュテーションマネジメントに力を入れています。
事実、弁護士に依頼すれば、費用はかかりますが誹謗中傷や風評被害にあたる情報や、企業にとって不利益な情報を削除可能です。
また、自社の都合の良い情報ばかりを掲載するよう仕向けたり、サクラを使って高評価の口コミを投稿したりするケースも少なくありません。
特に以下のような情報は、企業側が隠蔽したい情報として、削除対象になっている可能性が高いです。
経歴詐称 | 経営者や役員の経歴詐称に関する情報企業の信頼性を大きく損なう可能性があるため、早急に削除されるケースが多い |
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従業員による告発 | 労働環境の悪さやハラスメント、不正行為など、内部告発に関する情報企業イメージの低下を避けるため、訴訟リスクを考慮し削除される可能性がある |
さらに、インターネット上では「忘れられる権利(消去権)」という概念が認められており、一定の条件を満たせば、過去の経歴や不祥事に関する情報などの削除請求が可能です。
企業側が意図的に情報を操作している可能性も考慮し、情報がないことに安堵するのではなく、他の情報源も活用しながら慎重に企業を評価しましょう。
情報操作を見抜くためのチェックポイント
情報操作に惑わされず企業の本当の姿を見極めるために、以下のチェックポイントを参考にしてみてください。
- 一部の部署の話で満足しない|会社全体に目を向ける
- 昔の話に騙されない|口コミの時期を確認する
- 良い評判だけを鵜呑みにしない|ネガティブな意見も探す
- 褒めすぎを怪しむ|極端に肯定的な意見ばかりになっていないか確認する
- 不自然な反論には要注意|ネガティブ意見への反応をチェックする
※上記の項目はあくまで情報操作の可能性を示唆するものであり、必ずしも情報操作が行われていると断定するものではありません。
最終的には自身で情報収集を行い、多角的に判断することが重要です。
一部の部署の話で満足しない|会社全体に目を向ける
企業の規模が大きくなるほど、部署ごとに仕事の内容や労働環境、マネジメント方針などが異なってくる場合が一般的です。
口コミサイトで見つけた悪い評判が事実であったとしても、該当の評価が会社の全てとは限りません。
たとえば、営業部門は残業が多いという口コミがあったとしても、人事部門や経理部門では定時退社が当たり前というケースも考えられます。
また同じ職種であっても、正社員や契約社員、派遣社員など、雇用形態や立場によって、労働環境や待遇が異なる場合があります。立場によって異なる視点がある点を理解しておきましょう。
昔の話に騙されない|口コミの時期を確認する
企業の労働環境は、社会情勢や法改正、経営方針の変化などによって、年々変化していくものです。
数年前は残業が多く、労働環境が劣悪だった企業でも、近年では働き方改革の影響を受け、労働環境の改善に積極的に取り組んでいるケースも少なくありません。
口コミサイトで過去のネガティブな口コミを見つけたとしても、現在の状況にも当てはまるとは限りません。
良い評判だけを鵜呑みにしない|ネガティブな意見も探す
どんなに素晴らしい企業であっても、すべての人にとって完璧な職場であるとは限りません。
企業の社風になじめなかったり、成果を挙げられずに悩んだり、人間関係で苦労したりと、さまざまな理由で退職を決意する人は必ず存在します。
中には、会社に対する不満や怒りを抱えたまま退職し、憂さ晴らしのためにネガティブな口コミを投稿する人もいるでしょう。
そのためネガティブな口コミの存在を前提とし、冷静に情報を読み解くことが大切です。
ネガティブな意見を探す際は、下記のキーワードリストも参考にしてみてください。
「〇〇 炎上」
「〇〇 不祥事」
「代表の名前」
「〇〇 ブラック」
「〇〇 口コミ」
「〇〇 転職 失敗」
「〇〇 退職 理由」
褒めすぎを怪しむ|極端に肯定的な意見ばかりになっていないか確認する
企業の中には口コミサイトにサクラを雇い、意図的に高評価の口コミを投稿させているケースがあります。
極端に肯定的な意見ばかりが並んでいる場合は注意が必要です。
「働きやすい環境」「給与が高い」「福利厚生が充実している」「人間関係が良い」など、ポジティブな情報ばかりが強調され、ネガティブな情報が全く見当たらない場合は、情報操作の可能性を疑ってみましょう。
不自然な反論には要注意|ネガティブ意見への反応をチェックする
口コミサイトやSNS上のネガティブな意見に対して、企業側が反論を行っているケースがあります。
企業側の反論は、事実誤認を正したり企業側の立場を説明したりする上で、有益な情報となりえます。
しかし中には、都合の悪い評判の火消しに必死になるあまり、かえって不自然な印象を与えてしまうケースも少なくありません。
たとえば、感情的な反論になっていたり、具体的な根拠が示されていなかったり、論点がずれていたりする場合には注意が必要です。
企業側の反論を鵜呑みにするのではなく、冷静に内容を判断しましょう。
【転職成功の秘訣】多角的な情報収集で失敗を防ぐ
転職活動を進める際は、下記のポイントを押さえて情報収集を行いましょう。
自身にあった企業を見つけるためにも、多角的に情報を収集して失敗を防ぎましょう。
評判以外の情報の収集
上述のとおり、口コミサイトでの評判にはうその情報も含まれている可能性があるため、多角的な情報収集が重要です。
たとえば、以下のような情報を収集すると、より深く企業を理解できるでしょう。
- 企業ホームページで、企業理念やビジョン、経営理念などを確認する
- 企業が発行しているパンフレットや会社案内、事業報告書などを確認する
- 説明会やセミナーに参加し、企業の担当者から直接話を聞く
特に「企業理念やビジョンへの共感」「事業内容への興味関心」は働き続けるためのポイントです。
徹底的に調査して情報を収集しましょう。
自分自身の価値観や優先順位の明確化
企業選びは、企業が応募者を選ぶ場であると同時に、応募者であるあなた自身が「どのような環境で、誰と、どのように働きたいのか」を判断する場でもあります。
そのため、会社の評判だけで就職先を決めるのではなく、自分自身の価値観や優先順位を明確にしておきましょう。
ネット上で目にする「ブラック企業」という評判も、あくまで情報を発信した人の主観に基づいた評価である点を忘れてはいけません。
「仕事がきつい」と感じる人もいれば「やりがいを感じて楽しく仕事をしている」と感じる人もいるでしょう。
周りの意見に流されることなく、自分自身の価値観や優先順位を基に納得のいく選択をすることが重要です。
キャリア相談サービスの活用
転職活動において、自分一人での情報収集や企業研究に不安を感じたり、悩んだりする場合は、転職エージェントや公的機関のキャリア相談窓口などを活用しましょう。
転職エージェントは、求人企業の事業内容や募集背景、待遇など、求人票には掲載されていない情報を持っている場合があります。
企業の離職率や実際に転職した人の声など、求職者にとって有益な情報を提供してくれるでしょう。
おすすめの転職エージェントは「マイナビエージェント」です。
転職支援サービスが充実しており、転職初心者でも安心して転職活動を進められるため、初めて転職をする方にもおすすめです。
転職エージェントは相談だけの利用もOKです。
詳細は下記の記事で解説していますので、合わせて確認してみてください。
まとめ|正しい会社の評判の調べ方を知って賢く企業を選ぼう
企業の評判は、転職先を選ぶ上で重要な判断材料の一つです。
しかしインターネット上には信憑性の低い情報や、企業側によって操作された情報もあふれている場合があります。
転職活動で失敗しないためには、情報源を客観的に確認し、多角的な視点から企業を評価してみてください。
転職成功のためのポイントは「【転職成功の秘訣】多角的な情報収集で失敗を防ぐ」で紹介した内容を再度確認してみてください。
また、より多くの情報収集を行う手段として、転職エージェントの活用も有効です。
転職エージェントは、非公開求人を含めた多くの求人情報を持っているだけでなく、企業の担当者と直接やり取りをしているため、社風や労働環境など、生の情報を得られる可能性があります。
信頼できる会社の評判を知りたいという方は、まず登録して情報を収集してみてください。
会社の評判に関するよくある質問
- 会社の実態を知る方法は?
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口コミサイトやSNS検索など、さまざまな情報を多角的な視点で収集しましょう。
口コミの中にはポジティブなものとネガティブなものが混在しているので、客観的な視点で確認し、自分に合っているかどうかを判断することが重要です。
詳細は「【実態を見分ける】会社の評判の調べ方5選」を再度確認してみてください。
- 口コミサイトのおすすめは?
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情報掲載量の多いサイトがおすすめです。
「エンゲージ 会社の評判」「転職会議」「OpenWork」などが掲載数が多く、さまざまな口コミが見つかりやすいでしょう。
詳細は「口コミサイトでリアルな評価を確認する」を再度確認してみてください。