【ベイトレイル株式会社社長】年間転職希望者1000万人時代!人材ビジネスの可能性を追求するオールインワンHRとは?

人材産業の発展と社会価値の向上を促進するエコシステム「オールインワンHR」を運営するベイトレイル株式会社の代表取締役 豊田善補氏は大学卒業後、パソナ→エス・エム・エス→人材サービス起業→M&Aという人材業界で一貫したキャリアを築かれてきた人物。

少子高齢化社会の到来により日本が直面する人材不足。この社会課題の解決にHR産業の発展は必要不可欠だと考えられています。HR産業が日本の未来に貢献できることは?その有り方や未来像について取材しました。

豊田善補様

ベイトレイル株式会社
代表取締役
豊田 善補さん

新卒でパソナに就職、ベンチャーキャピタルを経てエス・エム・エスへ転職。退職後、ヘルスケアHR会社を創業、上場関連企業へM&Aで売却。現在、日本ではHR産業に特化したスタートアップ・ベンチャー投資、キャリア支援、経営支援をシームレスに行なう次世代型プラットフォーム「オールインワンHR」を運営。海外ではバングラデシュでJBSホールディングスを共同創業。グループ内に基金(JBS基金団体)を設立、バングラデシュ国内における育児放棄児童の保護教育施設を運営。

時代の変化が生み出すHR系メガベンチャー達

HRビジネスの歴史は長く、実は江戸時代には既に存在していましたが、1986年の派遣法施行をきっかけに規制緩和が進み、1999年にはそれまでハローワーク(無料職業紹介所)が担っていた人材紹介業が民間企業にも開放されました。

オールインワンHRでは、時代変化と共に成長してきたHR産業のトレンドを20年周期で図式化しています。

オールインワンHRの資料から引用

HR1.0時代(1980年代から2000年)

1980年代から2000年までの20年間をHR1.0時代と呼んでいます。この時代は労働市場の流動性はまだまだ低かったものの、規制緩和によって総合人材サービス会社が誕生。

今や世界的な企業となったリクルートを筆頭に、テンプスタッフ(現パーソル)、マンパワーやパソナ等がHRビジネスの近代化を牽引。1990年後半にはネット専業の求人広告を展開するエン・ジャパン、ディップ等の企業が登場しました。

HR2.0時代(2000年~2020年)

2000年~2020年のHR2.0時代は、IT革命の影響で、転職情報へ気軽にアクセスできる環境が生まれ人材の流動性も一気に高まります。同時にデジタルコンテンツのリッチ化とグローバル化が進みました。

テクノロジーの活用による差別化、領域を専門特化する人材会社が増加。ダイレクトスカウトという文化を広めたビジョナル(ビズリーチ運営)やヘルスケア領域に専門特化する事で大きく成長したSMS等、HR系メガベンチャーが誕生しました。

HR3.0時代(2020年~2040年)

よいよ甚大になり「超労働力不足社会」に突入。

新卒の約3割から4割が新卒就職と同時に転職用のスカウトサイトに登録するようになり、2023年には転職希望者は過去最高の年間1000万人を記録(実際に転職できているのは僅か330万人足らずなので、HR産業が時代のニーズに対応できていないとも言えますが)。


HR3.0時代の末尾期となる2040年には労働人口が1100万人不足すると予想されているので、これまでとは比較にならないくらい3.0時代はHR産業の社会的インパクトが大きくなります。

そしてHR3.0時代における人材ビジネスチャンスのキーワードは「流動化×省人化」。

流動化(HR×人出し)
人材流動化領域は、HR産業の基盤モデルとも言える転職(直接雇用)・派遣(間接雇用)、フリーランス軸にした労働流動性を高めるソリューション。

この領域は、既存労働力の適材適所を通じて生産性の効率化を図る労働人口維持型と、まだ労働市場に参画してない層を新たに労働市場に呼び込む労働人口増加型に分かれます。労働人口維持型と労働人口増加型の2つの視点でビジネスチャンスを探すと良いでしょう。

省人化(HR×DX・AI・ロボ)
省人化とは、人の代替という概念のHR領域です。省人化はテクノロジーの力を借りて、労働の補填や完全代替を実現するソリューション。

脳の代替はAI(ゆくゆくはAGI)、身体の代替はロボティクスという大区分の中に細かい作業の自動化を含めたDXが組み込まれる構図になります。ここはイノベーションとの兼ね合いが大きいですが、確実に大きなビジネスチャンスが転がっていると言えます。

注目HRスタートアップ&ベンチャー

HR3.0時代のHRサービスは、これまでビジネスとして成立しなかったようなモデルが続々とPMF(ビジネスとして成り立つ)に成功しています。

代表格として、スキマ時間を上手く活用したスキママッチのタイミーが、2024年7月に時価総額1000億以上の大型上場を果たしていますが、今後も深刻な労働力不足を背景にイノベーティブなHRスタートが登場&成長してくると予想しています。

以下、注目のニューカマーHR系のスタートアップを一部ご紹介します。

・アルムナイの仕組みを活用したハッカズーク
・新卒選考落ちの新卒を他社がスカウトするリユースHRのABABA
・履歴書DBを軸に2Cと2B向けのキャリア支援を行なう履歴書テックのヤギッシュ

※上記以外にも、オールインワンHRでは、HR3.0時代のHRベンチャー・スタートアップをす発掘しています。

オールインワンHRとは

オールインワンHRは、日本初のHR・人材業界専門のビジネス研究プラットフォーム。「個人向けのHRキャリア」「法人向けのHRソリューション」「投資家向けのHRインベストメント」の情報資源をシームレスに繋ぐことで、HRセクターバリュー(産業価値)の向上を目的にしてます。詳細はサイトをご覧ください。

X(twitter):https://x.com/HR30799441

サイト:https://allinone-hr.com/

資料:https://www.canva.com/design/DAGDOONRt7M/1JiIRbVTHZJdH5TBaZtsvA/edit

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