人生100年時代に必要なキャリア形成とは?「複業が当たり前」を目指すAnother works

2019年に「複業」を推進する株式会社Another worksを創業した大林尚朝様にお話を伺いました。

大林様は、大学卒業後パソナやビズリーチなどでキャリアを積み、「複業という働き方を世の中の当たり前にしたい」という思いで会社を立ち上げました。

そんな大林様が考える「キャリア」とは?

1社で働き続けることが難しくなった人生100年時代、必要となる「スキル」は何なのでしょうか?キャリア形成するために必要なことについて、お話しいただきました。

株式会社Another works
代表取締役
大林 尚朝さん

大分県出身。早稲田大学を卒業後、パソナグループに入社し顧問やフリーランスなど業務委託人材を紹介する新規事業における営業職に従事。その後、株式会社ビズリーチ(現・ビジョナル株式会社)にて新規事業立ち上げメンバーとして参画。「複業」を通じて「挑戦するすべての人の機会を最大化する」ため、2019年に株式会社Another worksを創業。東京都スタートアップ支援事業NEXs Tokyo(ネックストウキョウ)や大阪産業局スタートアップ・イニシャルプログラムOSAKAでメンターを担当。著書『スキルマッチング型複業(副業)の実践書』。

副業ではなく「複業」を推進するAnother worksを創業

私は、2019年に株式会社Another worksを創業しました。Another works は、「複業クラウド」を通じて、金銭報酬/副収入を目的とした「副業」だけでなく、スキルアップやキャリアアップ、自己実現など複数の居場所で複数の目的を達成する「複業」を推進する会社です。

創業5期目で、大手企業からスタートアップ、スポーツチームまで累計1,500社以上で導入され、金銭報酬だけでなくスキル・キャリア・感情報酬を目的とする複業人材が65,000名以上登録する会社に成長しました。100自治体以上と複業での地域活性を目的とした連携協定を締結し、テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」をはじめ500件以上のメディア実績も持っています。

キャリアを実現するには「覚悟を決め、磨くこと」が大切

キャリアとは、「一生かけて成し遂げたい未来を実現するための手段」です。だから私は、「複業を世の中の当たり前にする」ために起業しました。日々、会社を経営する中で、学生時代や前職の経験は確実に活きています。

そんな私がキャリアを実現するためにしているのは、「覚悟を決め、磨くこと」。ここでの覚悟とは、「本気で変えたいと思うこと」です。例えば、私が起業を決意したのは、人材業界の負(課題)を人生を賭けて変えたいと本気で思ったことがきっかけです。

転職や起業など今後のキャリアについて悩む方からよく相談を受けますが、最終的には自分の意志で決めることが大切。チャンスは気づいたときには、通り過ぎてしまうものです。最終的には覚悟の総和がものを言うと思います。

売上は、感謝と期待の総和

私が仕事をする上で最も大切にしているのは、「売上は、感謝と期待の総和である」という考え方です。これは私の前職、株式会社ビズリーチで学んだお客様との向き合い方になります。

お客様がサービス導入を決定したとき、それは私たちがお客様から最初の「期待」をいただいた時です。「期待」をいただくには、新規契約数、売上金額などの表面的な数値だけを見ていては得ることができません。提供するサービスの価値を伝え、お客様が抱える課題とソリューションを繋ぎ合わせることで生まれる「納得感」が必要です。

だからこそ、お客様が抱える課題は何か、時代と共に移り変わるリアルな最新の課題を掴み、提供できる価値を考え続けることを大切にしています。

1社で働き続けることが難しい時代、重要なのは「スキルの再現性」

人生100年時代において、1社で働き続けることが非常に困難な時代になっています。東京商工リサーチの調査によると、2022年に倒産した企業の平均寿命は23. 3年。市況感がどんどん悪化する現在、大手・ベンチャーを問わず、いつどんな企業が倒産してもおかしくない状態なんです。

そんな時代に重要なのは、スキルの再現性です。再現性とは「どんな企業フェーズでもどんな業界・団体でも一定のアウトプット(成果)を再現できる能力」です。会社の看板を外しても活躍できるスキルの再現性を持っておくことは、リスクヘッジに繋がるだけでなく、キャリアの幅も大きく広げます。

今の自分にスキルがないと感じるならば、リスキリングや学び直しが必要です。今の自分に経験がないと感じる人は、複業やプロボノ活動を通してまずは経験を獲得し、いずれは複業から滑らかに本業へ移行していくキャリアプランも有効です。

「誰もが複業という選択肢が当たり前にある未来」を目指す

大林尚朝さん

今後私が目指すのは、「誰もが複業という選択肢が当たり前にある未来」です。正社員という1人が1社に所属する働き方だけでなく、「複業」という1人が何社にも所属できる概念を社会へインストールする、これが私たちのミッションだと考えています。

「複業」は、人材の流動化や日本全体のスキルシェアを促進することで、今までにない新しいイノベーション創出に寄与できる選択肢です。すべてのステークホルダーの挑戦機会を創り、選択肢を増やすことができる「複業」。挑戦機会を最大化し、労働力人口の確保、その先の地域経済・日本経済の発展に貢献するべく、複業人材の登用を支援してまいります!

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