誰もがより良い未来と出会える「情報コミュニケーションに感性と体温を」

今回は株式会社コレックホールディングス代表取締役社長 栗林憲介様に現在のキャリアを形成するためにされてきた事や現在の活動、そして、株式会社コレックホールディングスの事業についても詳しくお話を伺いました。

栗林憲介さん

株式会社コレックホールディングス
代表取締役社長

栗林憲介さん

当社グループは、テクノロジーの利便性を活かしながら、どこか無機質になりがちな情報コミュニケーションに「正しさ」と「温かさ」を与え、「わからない」「わかりあえない」を無くし、誰もがよりよい未来と出会える社会を目指していきます。

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やれること全部やる:採用と人材育成での取り組み

現在、当社グループでは、メディアプラットフォーム事業・アウトソージング事業・エネルギー事業の3つの事業を展開していますが、祖業は、NHKの契約収納代行業務(以下、「NHK事業」)でした。2023年から、NHK事業からは完全撤退しましたが、一時は売上の大部分を占め、従業員も約1000人まで拡大。この時の採用力や人材育成力が今にいきています。

当時は、採用や人材育成に関して全くノウハウや経験がなく、クライアントから人員増加を求められたときに「本当にやれるのか」という気持ちになっていました。しかし、全社一丸となって「やるしかない」と覚悟を決め、広告媒体や人材紹介会社の活用など、できる採用手法を全部行いました。また、人材育成に関しても、急激に拡大する組織の中で、役割、ルールを明確に定め、大規模な組織的個人向け営業を全国に展開できるようになりました。

この組織力や再現性の高さは、現在のメディアプラットフォーム事業、アウトソーシング事業、エネルギー事業にも引き継がれています。

また、当社グループは、創業当時から「人」が事業の基盤であると考え、一人ひとりに向き合い、成長できる環境を用意しています。

サイバーエージェントの様な会社を作りたい:創業の経緯と経営者の学び

「サイバーエージェントの様な会社を作りたい」という思いで会社を立ち上ました、サイバーエージェントは、今や日本を代表するIT企業ですが、初めは営業代行から始めていています。そこで得たキャッシュをIT事業へ投資し、今のサイバーエージェントを作り上げています。

当社グループもその手法をオマージュし、営業代行で得たキャッシュをメディアプラットフォーム事業や新規事業などに投資し、会社を拡大させていきました。そのため、当社グループには、営業人材、メディア人材、エンジニア人材など様々な職種の従業員がおり、多様なキャリアを選択することができます。

自分が、起業を意識し出した時に「どうやって会社を作るんだろう?」

と悩んでいたときに藤田さんの事業モデルや書籍はとても参考になりました。

渋谷ではたらく社長の告白 (幻冬舎文庫) / 藤田 晋

栗林憲介さん

26歳で企業:全て分からない中始めた起業活動

私が起業したのが26歳の時で、輝かしいキャリアがあったり、マネジメント経験が豊富でという様な状態で起業したわけではありませんでした。

全てがわからなくて起業しようとした時にデール・カーネギーの「人を動かす」という本に出会いました。あの本がなかったら今の僕はいなかったと思います。

その本の中には、企業に必要な全ての本質が入っていて、起業の際には忠実に実行しました。

当時起業した時は、今では減っている、ごりごり働く営業代行会社が多かったので、私たちは、時代に逆張りする形で、社員同士が感謝と称賛、リスペクトし合えるカルチャーの会社を創ろうと決めました。

最近でも会社方針やマネジメント手法は変わっていないですが、事業規模が大きくなるにつれて、再現性の高い目標やプロセスを従業員と一緒に考えます。

科学的に再現性の高い目標であったり、マネジメントは目標から逆算して、プロセスをきちんと分解し要素ごとに 落とし込んで目標設定をすることで、自分が何をするのかが明確になると考えています。

人を動かす 新装版 / デール・カーネギー著

目標の決め方:自分の力で達成可能性のある目標

私の目標の立て方は、自分の力で達成可能性のある目標を定めています。達成可能性のない目標はモチベーションが続かず、具体性もないため「何かを成し遂げる」という一種の自信をつけることができません。

たとえば、20代でトヨタなどの大企業で役員になるという目標は、普通に考えると無理があると思います。しかし、創業間もない会社や実力主義の会社であれば、役員や役職につけるチャンスはまだ可能性としては0%ではないと思っています。

そのため、自分自身、そして外的要因を判断した上で達成できる目標を定めることが非常に重要だと思います。

テクノロジーと人間を繋ぐ翻訳者になる

当社グループでは、コーポレートサイトにも記載の通り、「情報コミュニケーションに感性と体温を。」をパーパスとして定めています。

今の社会では、デジタルテクノロジーの進化は、多くの便利や快適さをもたらすと同時に、デジタルデバイドや、詐欺・不正など負の側面も生み出しています。情報過多なこの社会で、誰もが、適切に情報を受け取れるように、人間の温かみある事業をこれからも展開していきます。

社内ベンチャー制度の導入

社内ベンチャー制度とは、会社での役職が主任(一般→主任、、、)になると、いつでも役員を集めて新規事業をプレゼンができるという制度です。

この制度で生まれた事業が、現在のメディアプラットフォーム事業の中核をなす、「アルテマ」というゲーム攻略サイトになります。

ゲーム好きの社員が、自分のやりたいことをプレゼンして、それが新規事業になりました。

この制度では、プレゼンした企画が良ければ、本当に事業としてスタートするので、役職が一般である社員の昇格モチベーションにもなっています。

また、求職者の方に対しても、社内ベンチャー制度は魅力に感じていただけることがほとんどです。

客観的に納得できる評価制度

当社グループでは、事業内容が大幅にことなるので、各グループ会社ことに評価制度を設けています。

例えば、グループ会社である株式会社ノイアットの評価制度は、ポイント制です。 明確な達成目標があり、それを達成したら昇格といった非常にシンプルなやり方を採用しています。この制度にすることで、上司に気に入られるために飲み会にいったりする必要はありません。

また、ノイアットでは、早くて半年、ほとんどの社員は、2年もかからず主任へ昇進しています。それは人事制度さることながら、目標を達成することが誰でもできるようになる教育の再現度の高さだと考えています。

栗林憲介さん

コレックホールディングスのこれからの目標

目標は、売上高1000億円以上のメガベンチャーを目指しています。

定性的には、当社グループがなくなれば、世の中が困ってしまうと言われるような必要不可欠な企業です。

現在、メディアプラットフォーム事業・アウトソージング事業・エネルギー事業の3つの事業を軸とし、事業を拡大させています。

当社グループは、NHK事業から完全撤退し、第二創業期を迎えています。今後、この記事を読んでくれた方と働けることを楽しみにしています。

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