【株式会社ChantoBit社長】「やりたいこと」と「人の役に立つこと」の両方から真に自分を満たすキャリアを求め続ける


村上征太郎さんは、受託システム開発会社「株式会社ChantoBit」を経営しながら、「株式会社ポテパン」のCTO(最高技術責任者)としても技術サポートを務めるなど、クライアントの悩みを解決するITサービスのプロフェッショナルです。

もともと外務省で働いていた村上さんが、なぜIT業界に入ったのか、ご自身のキャリア形成の基となる考え方や、これからキャリアを積んでゆく人にとって大切だと思う能力を伺いました。

株式会社ChantoBit
代表取締役社長
村上征太郎さん

新卒で外務省へ入り2年ほど従事したのち、アビームコンサルティング株式会社へ転職。複数のシステム整備・構築プロジェクトを担当し、2019年に独立。2021年7月、株式会社ポテパンのCTO(最高技術責任者)に就任。2023年11月、株式会社ChantoBitを設立。

より多くの人へ価値あるソフトウェアを届けるために創業

2021年7月から株式会社ポテパンでCTO(最高技術責任者)を務め、技術サポートを行っています。

株式会社ポテパンは、社内管理システムの提供や、Webエンジニア向け案件情報サイトの展開、Webエンジニア向けプログラミングスクールの運営など、Webサービスに関する幅広い業務を行っています。

業務を進める中で、「より多くの人へ価値あるソフトウェアを届けたい」という思いが強くなり、2023年11月にシステム開発会社である株式会社ChantoBitを設立しました。

最近ではノーコード・ローコードツールを使った「ラクサクAI」というサービスも開始しています。

ゴールに向かって皆で一歩ずつ進んだ経験が何よりのやりがいに

これまでに経験した仕事の中で最も印象に残っているのは、公立大学間のシステム統合プロジェクトです。比較的規模の大きいシステム同士の統合ということもあり、関わる人の数が非常に多く、意見集約も簡単ではありませんでした。

しかし、粘り強く対話を重ねることで、最初はあまり協力的でなかった方々とも相互に理解を深め、ゴールに向かって課題を解決していく過程に大きなやりがいを感じました。

また、外部のCRMシステムを内製化したことで、運用コストを大幅に削減した経験も、大きな達成感を得られた仕事の一つです。CRMシステム上で特別なフローを組んでいたため、その洗い出しに苦労しましたが、要件定義から最後のリリースまでチーム一丸となって取り組み、成功させることができました。

2つの軸を指針に自分らしいキャリアを切り拓く

キャリアとは、その時々の「やりたいこと」×「人の役に立つこと」を実現するためのもの。私は新卒で外務省へ入り、2年ほどでコンサルティング会社に転職し、システム整備・構築プロジェクトに携わった後、独立しました。

数多くのシステム開発プロジェクトを手がけて経験を積む中で、お客さまの悩みに寄り添いお客さまごとに最適なサービスやプランを提案する、株式会社ChantoBitの設立に至りました。

「自分のやりたいことは何だろうか?」「それは人の役に立つことなのだろうか?」を自問し、どちらも満たす選択肢を常に探しています。私の中では両方を満たせるものを探し続けた結果が、今までのキャリアに繋がっています。

また、現在その2つを満たしていたとしても、現状に満足せず自分自身を深掘りし、求め続けることが大切だと感じますね。

相手の期待値をほんの少しでも常に超えてゆく

仕事をする上で最も大切にしているのは、ほんの少しでも仕事相手の期待値を上回ることです。そのために「どんなアウトプットをどの程度求められているのか」を強く意識し、それを満たせるよう日々の業務に取り組んでいます。

自分にとって「やりたいこと」かつ「人の役に立つ」ことがIT領域にあるので、この分野でさらなる専門性を磨いていくことが目標です。日進月歩の業界で常に研鑽を怠らず、いつまでも周囲の方々の頼りになる存在でありたいですね。

20代半ばまではスポンジのように吸収する素直さが大切

10代~20代半ばまでは、素直に人の話を聞き、全てをスポンジのように吸収する能力が大切だと思います。

20代後半でそれまでのスキル・能力の棚卸しをし、得意な領域を見つけたら、30代以降はその領域での専門家になるためスキルを磨いていくのがよいでしょう。

私個人の思いですが、やはり「自分がやりたい」と「人の役に立つ」ことを常に思い描き、それを満たす方向へ進み続けることで、自信を持って人に説明できるキャリアが自然と形成されていくのではないでしょうか。

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