キャリアとは?具体的な定義やキャリアプランの立て方も解説

本ページは厚生労働大臣の認可を受けた有料職業紹介事業者(許可番号 13-ユ-314534)であるユニークキャリア株式会社が制作しています。

仕事におけるキャリアってどういう意味?
これからキャリアを考えるために必要なことってなんだろう?
キャリアプランってどうやって立てるの?

この記事を読んでいるあなたも、これからの仕事について考えている際「キャリア」という言葉にぶつかり、上記の疑問や不安を抱いたのではないだろうか。

結論、キャリアとは、今までの経歴とその中で培って来た社会人としての人間性や生き方である。

主に転職や昇進など、仕事の進退に関する場面でよく聞かれる「キャリア」という言葉。

多くの人は聞いたことはあるものの、具体的な意味や定義についてハッキリと理解していないだろう。

本記事では、厚生労働省や文部科学省などの情報を元に「キャリアとは何か」そして今後キャリアについて考える際に抑えるべきポイントについて徹底解説する。

キャリア相談ができるサービスとしては「キャリア形成・学び直し支援センター」と、転職エージェントの「doda」がおすすめだ。

キャリアには、難しそうなイメージがある方もいるだろう。

しかしこの記事を読めば、キャリアとは何かを理解でき、今後の人生に役立てる方法まで身につくはず。

あなたの将来をやりがいに溢れて充実したものにするためにも、是非最後まで目を通して欲しい。

この記事の要約・まとめ

Q キャリアとは、簡単に言うと何?

A 仕事の経歴とその中で形成されたあなたの「生き方」を指す言葉である。

また厚生労働省では、キャリアを「時間的持続性ないしは継続性を持った概念」と定義している。

Q 転職などで評価されるキャリアは何?

A 「一貫性があること」を重視している。

キャリアにおける一貫性とは、単に同じ業界や職務を経験していることに限らない。

これまでの経験から、自身の考えや方針がブレずに行動に現れている点も、一貫性があるといえる。

Q おすすめのキャリア相談はどこ?

Aキャリア形成・学び直し支援センター」や転職エージェントの「doda」を使えば、無料カウンセリングでキャリア相談できる。

キャリア形成・学び直し支援センターは、厚生労働省の委託を受けて運営される個人のキャリア形成を支援するサービス。

リクルートワークス研究所によると、働く人の57.1%が将来に不安を抱えていることが分かった。

「どんなキャリアを進めば良いか分からない」「やりたいことが見つけられない」と悩む方は、一度無料相談すると不安を軽減できるだろう。

またdodaではキャリアタイプ診断ができ、自分の特性に合った仕事や企業風土を把握できる。

診断結果をキャリアアドバイザーに共有することで、より自分に適したキャリア計画を立てられるだろう。

求人数は25万件以上あるため、効率的な仕事探しをするうえでも、dodaに登録しておくと良い。

>> キャリア形成・学び直し支援センターに登録する

>> dodaに登録する

 おすすめな人の特徴 おすすめのキャリア相談
 キャリア特化のサポートで不安を軽減したいキャリア形成・学び直し支援センター
 キャリア相談から転職サポートまでしてほしいdoda
キャリア相談したい人におすすめのサービス2選

キャリア相談の内容は仕事以外でも大丈夫
キャリア相談は主にスキルアップや昇進など、仕事の不安を解消するために利用される。相談内容は仕事以外でも、結婚・出産をはじめとしたライフイベントとの両立方法など、プライベートを充実させるための相談も可能だ。ライフワークバランスを重視したい人も、気軽に利用してみよう。

気になる内容をタップ

キャリアとは?言葉の定義や評価される基準を解説

「”キャリア”って言葉はよく聞くけど、イマイチ具体的な意味はわかってないな……」

という方に向けて、厚生労働省のサイト等における定義を基に”キャリアとは何か”を解説する。

また転職などの際に評価されるキャリアも紹介するので、とりあえずキャリアについてざっくり知りたい!という方は目を通しておこう。

「キャリア」の意味を厚生労働省・文部科学省の定義から解説

厚生労働省が定義する「キャリア」

「経歴」、「経験」、「発展」さらには、「関連した職務の連鎖」等と表現され、時間的持続性ないし継続性を持った概念

平成14年7月、厚生労働省「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会報告書」

文部科学省が定義する「キャリア」

人が生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分と役割との関係を見出していく連なりや積み重ね

平成23年1月、中央教育審議議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育のあり方について(答申)

厚生労働省や文部科学省の定義を元に、「キャリア」という概念をざっくり説明すると、

”今までの経歴と、その中で培って来た社会人としての人間性や生き方”となる。

具体的には、営業やコンビニ店員といった仕事の経験はもちろん、部下や後輩への指導などで得た業務以外の経験も、立派な「キャリア」の1つとして数えられる。

さらに仕事をする中で形成された価値観や考え方など、仕事に限らずあなたの「生き方」にかかわる部分も、キャリアの一部だ。

つまり「キャリア」とは、過去から今にかけての”過程”の中で得てきた全ての経験を指す概念だと言えるだろう。

また当然だが、ここでいう「仕事の経験」とは正社員のみならずアルバイトも当てはまる。

フリーターで正社員経験が無い方にも「あなた”だけ”のキャリア」があるはずなので、これを機に考えてみてほしい。

評価されるキャリアのポイント3選

「キャリアとは何か」について理解してもらったところで、次は仕事をする上で「評価されるキャリア」について解説する。

あなたのキャリアをより魅力的にアピールするためにも、是非参考にしてみてほしい。

ポイント1. 経歴に一貫性があるか

転職者の採用理由:厚生労働省「令和二年転職者実態調査」
参考:厚生労働省「令和二年転職者実態調査」、9ページ

キャリアを考えるにあたってまず意識してほしい事が、「経歴の一貫性」だ。

なぜ一貫性を意識すべきなのかというと、転職という場において求められるのが「即戦力・プロフェッショナル」な人材だから。

実際、厚生労働省が実施した「令和二年転職者実態調査」において”転職者の採用理由”の50%以上を占めたのは、「経験を活かし即戦力になるから」だった。

つまり色々な事が人並みに出来るよりも、人より優れている能力が1つでもある事の方が評価が高くなるのだ。

そうした能力を手にするためにも、営業なら営業・経理なら経理など同じ分野の中で経験を積むことが、「評価されるキャリア」を作る上では非常に大切になるだろう。

またこの考え方は、他の会社に移る際に限らず社内で昇進するためにも重要になる。

今の仕事を一生懸命こなす中で特定の分野における専門知識やスキルを磨けば、今度はそれを部下に教える立場として、次第に管理職への道も開けていくはずだ。

ポイント2. 能力を客観的に評価出来る分かりやすい成果があるか

転職者を採用する課題点:厚生労働省「令和二年転職者実態調査」
参考:厚生労働省「令和二年転職者実態調査

「キャリア」自体は過程を重視する考え方だが、やはり他者から評価されるには一定の結果・成果は必須になる。

というのも単純な理由で、ただ「一生懸命頑張りました」と言われるより、「一生懸命頑張って〇〇を達成しました」と言った方が説得力が増すからだ。

また厚生労働省の「令和二年転職者実態調査」でも、転職者採用の課題点として特に多かったのは、「応募者の能力評価に関する客観的な基準が少ない(38.8%)」という点だった。

見方を変えれば、「あなたの能力を客観的に判断できる分かりやすい成果」がある事が、他者との差別化・ひいてはキャリアが評価される1つの基準になるのだ。

因みにここで言う「成果」は、社内での表彰は勿論、営業成績・作業の効率化など”数字”で表しやすいものだとベスト。

ただキャリアが浅く、どうしても数字で表せる成果がない!という方の場合は、「過去の自分と比較してどれくらい成長したか」と言った軸でも大丈夫だ。

自分のキャリアを考える際は、今までどんな成果を出したか・これからどんな結果を残したいかを意識すれば、より魅力的なキャリアを描く事が出来るだろう。

ポイント3. 年齢

転職者の処遇に影響する要素:厚生労働省「令和2年転職者実態調査」
参考:厚生労働省「令和二年転職者実態調査
係長クラス課長クラス部長クラス以上
平均年齢(従業員100~999人)39.6歳48.6歳52.7歳
平均年齢(従業員10~99人)31.4歳40.2歳46.3歳
参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査

日本企業に限った話にはなるが、キャリアを語るにあたって「年齢」は無視することが出来ない要素の1つだ。

日本の転職では「年齢に対する役職・実績の程度」によってキャリアが評価される傾向にあり、年齢が高くなるに連れて「専門性・実績」が求められる様になる。

「じゃあ何歳までにどの程度の実績を積めば良いの?」

と思うかもしれないが、こればかりは業界・業種によって変わるため一概に言い切ることは出来ない。

その代わりに、厚生労働省による「賃金構造基本統計調査」を参考にした”日本企業における役職別の平均年齢”を紹介する。

何歳までに昇進するのが一般的なのかがわかるので、是非キャリアを考える際の参考にしてみてほしい。

 

キャリアプランを考える際に抑えておきたい3ステップ

キャリアプランを考える際に抑えておきたい3ステップ

「キャリアについては何となく分かったけど、実際どうやって意識すればいいの?」

という方に向けて今回は、厚生労働省の「ジョブ・カード」を参考に、誰でも簡単にキャリアプランを作れる方法を紹介する。

また、以下にジョブ・カードが提供している「キャリアプラン作成補助シート」のDLリンクを添付している。

これを使えば今すぐ簡単にキャリアプランを作成できるので、読みながらあなたも実践してみよう。

キャリアプラン作成補助シートをダウンロードする

過去の経験から自分の強みや価値観を整理する

過去の経験から自分の強みや価値観を整理する

まずはじめに行ってほしいことは、過去の経験からあなた自身についてを棚卸しする作業だ。

今まで仕事を続けてきた中で、最も力を発揮できたのはどんな環境に居る時だったか・最も影響を受け、印象に残っている経験は何か。

そして、仕事をする上であなたが絶対に譲れない事、仕事を選ぶ上でのこだわり・大事にしたい価値観は何か。

モチベーショングラフなども用いながら、今まであなたが経験した中で発揮した強みや弱み・感じたこと等を、事細かに整理していこう。

これらの「自分の強み・弱み」「大切にしたい価値観」などは、今後の仕事選びにおいてより活躍出来る場を見つける際非常に重要な軸になるはずだ。

また過去の経験をしっかりと整理することは、「評価されるキャリア」の部分で触れた「一貫性」を担保する最初の一歩にもつながる。

明確で、かつ周囲から評価されるキャリアを作り上げるためにも、面倒くさがらずにしっかりと整理しておこう。

現在行っている仕事の役割・提供している価値を整理する

現在行っている仕事の役割・提供している価値を整理する

過去の経験に関する棚卸しが出来たら、次は現在行っている仕事に関する深掘りをしよう。

ここで大切なのは、「営業」「開発」「経理」などの大雑把な分類をするだけではなく、その中であなたがどんなことを期待されているかを考えること。

例えば営業であれば、営業を通してものを売ることでどんな悩みを解決しているのか、顧客からはどんな仕事ぶり(スピーディ・丁寧etc)を期待されているのか。

また社内においては、個人の営業実績はもちろん、部下や同僚とのコミュニケーションの中でどんな役割(教育・モチベーション管理など)を期待されているか等も挙げられる。

こうして現在の仕事を深掘りすることで、今あなたが居る立ち位置を理解し、今後のキャリアを積んでいく為の土台を作る事が出来る。

また次に解説する「将来自分が在りたい姿」を考える際の基準にもなるので、キャリアプランを作ろうと考えているなら忘れずに行って欲しい。

将来自分が在りたい姿を具体的にイメージする

将来自分が在りたい姿を具体的にイメージする
5年後店舗の販売責任者として、これまでに⾝に付けてきた営業のノウハウを後輩に伝えて指導し、 店舗としての販売予算を継続して達成できるようにしたい。 
10年後まずは、⼩規模店舗の店⻑として、店舗の管理や運営、スタッフの指導などを中⼼に業務を⾏っていきたい。 
20年後都市部の⼤規模店舗の店⻑になり、より多くのお客様に⾃動⾞のある⽣活を楽しんでもらいたい。 また、⼀⼈でも多くのお客様から⾃分の店舗のスタッフが「○○さんから買ってよかったよ」と⾔っていただけるように、スタッフたちを指導していきたい。
参考:ジョブ・カード「キャリア・プラン作成補助シート(在職者用) 記入例

最後に、過去を振り返ってわかったあなたの強みや価値観・現在の立ち位置や期待されている役割を基準に、将来的にどうなりたいかをイメージする。

今後やってみたい仕事や働き方、仕事をする上で達成したいことなどを、具体的に想像してみよう。

またこの際に、5年後・10年後・20年後といった形で「いつまでに達成するか」まで決められると、より具体性と現実味を持ってイメージを膨らませられる。

もちろん◯年後という時期設定などは、あなたの現状や理想に応じて変えてもOK。

そして、ここであなたが思い描いた将来の姿こそが、あなたオリジナルなキャリアプランになるのだ。

「未来のことを考える」と言われても難しいかもしれないが、これこそがキャリアを考える際の最も重要な部分。例を記載しているので、参考にしながらご自身のキャリアプランを考えてみよう。

キャリアについて相談したい時に活用できるサービス2選

キャリアについて相談したい時に活用できるサービス2選

「キャリアとか今まで意識したこともなかったし、誰かと相談しながら考えたいな」

実際にキャリアプランを考えようにも、なかなか一人で出来るか不安に感じている方もいるだろう。

そんなあなたに向けて、ここでは一緒にキャリアプランを考えてくれるサービスを2つ紹介する。

どれも実績があり信頼できるものばかりなので、これからキャリアを考えるにあたって相談相手がほしい方は是非参考にしてみてほしい。

キャリア形成・学び直し支援センター【厚生労働省公認】

キャリア形成・学び直し支援センター【厚生労働省公認】

キャリア形成・学び直し支援センターは、厚生労働省の委託を受けて運営される個人のキャリア形成を支援するサービス。

「とりあえず自分のキャリアについて整理したいな」という方向けに、ジョブ・カードを活用した様々なサポートを行っています。

具体的なサポート内容
  • キャリアコンサルティング
  • 職場定着やキャリアアップに向けた支援
  • 自己理解・仕事理解を深める相談支援
  • キャリアプランの作成支援

もちろん、キャリア形成サポートセンターのサービスは全て無料で受けられ、またオンラインでの面談にも対応しているため日頃忙しい方でも利用しやすい。

「自分のキャリアについて、将来の見通しが立たなくて不安。今何をすべきだろう?」

「育児や介護など家の負担が増えた。家庭と仕事のバランスが取れた働き方を知りたい」

という方にピッタリなサービスなので、当てはまる方はぜひ一度利用してみることをおすすめする。

転職エージェント【無料でキャリア相談可能】

転職エージェント【無料でキャリア相談可能】

転職エージェントとは、主に転職を考えている方向けに転職の支援を行ってくれるサービスのこと。

基本は企業とのマッチングが主な目的だが、その中であなたのキャリアや希望する働き方について相談する事が可能。

そして転職エージェントの担当者は転職事情に精通しており、特に「企業から評価されるキャリア」についての知見が深い。

そのため、今後ステップアップしてキャリアを磨いていきたいと考えているのなら、最適な相談相手になってくれるはずだ。

ただ一つ注意点として、転職エージェントは「転職すること」を前提にサービスが行われる。

それ故にまだ転職する決意が固まってない場合、「転職させよう」という担当者の圧力が鬱陶しく感じる可能性が高い。

「いい求人があれば転職したいな」という方は問題ないが、そうでない場合は「キャリア形成・学び直し支援センター」を利用したほうが最適なサポートを受けられるだろう。

また転職エージェントは非常に数が多く、それぞれで特徴も異なる。

以下のサイトで目的別に最適なエージェントを紹介しているので、転職エージェントを利用したい場合は是非参考にしてほしい。

まとめ|キャリアを意識し始めた”今”がチャンス

今回は、キャリアとは何か・キャリアを考える上で重要なポイントについて解説してきた。

これまで見てきたようにキャリアには決まった形はなく、その形は人によって様々。

そのため、いざ考えてみようにも非常に難しく、なかなか上手くいかない事もあるだろう。

しかし、今からしっかりとキャリアを考えてプランを練っていけば、あなたの将来はより明るく・充実したものになるはず。

もし一人で考えても難しいなら、最後に紹介したキャリア形成を支援してくれるサービスを使うのも一つの手だ。

「キャリア」を意識し始めた今こそ、改めて仕事・ひいては人生全体をより良くするための大チャンス。

今回紹介した「キャリア」に関する情報を元に、その第一歩を踏み出してみよう。

「キャリア」についてよくある質問

公務員における「キャリア」「ノンキャリア」とはなんですか?

「国家公務員総合職試験」に合格して採用された人を「キャリア」、「国家公務員一般職試験」に合格して採用された人を「ノンキャリア」と呼ぶ。

一般的にキャリア(総合職)の方が就職難度が高く、その分待遇も良い傾向にある。

キャリア形成・キャリアプランの作り方がわかりません

キャリアプランを考える際に抑えておきたい3ステップ」にて、厚生労働省が推奨する方法を元に詳しく解説している。

効率的にキャリアプランを考えるためにも、参考にして欲しい。

自分一人でキャリアについて考えられるか不安です

「キャリア形成サポートセンター」や「転職エージェント」などを使えば、プロと一緒にキャリアを考えることが出来る。

誰かに相談しながらキャリアを見直したい方は、利用するのもいいだろう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
気になる内容をタップ