今回はNEWRON株式会社代表の西井香織さんに、薬剤師のキャリアアップ方法や、「旅する薬剤師」という新しい働き方ついてご寄稿いただきました。
NEWRON株式会社
代表取締役社長
西井香織さん
近畿大学 経営学部 非常勤講師（担当科目：社会課題解決型ビジネス開発）。
1992年生まれ／近畿大学薬学部卒
薬学部を休学して起業したのちに、薬剤師免許を取得。
地方の人口減少問題を解決すべく、薬剤師不足な地方薬局へ都心薬剤師が旅感覚で働きに行けるジョブマッチングサービス「旅する薬剤師」を発足。旅を通してウェルビーイングに働ける社会の実現を目指す。
薬剤師の皆さん、はじめまして！
全国を旅しながら働く「旅する薬剤師」代表の西井香織です。
薬剤師は、初任給は高いものの昇給のスピードが緩やかなケースが多く、給与アップを模索している薬剤師さんも多いのではないでしょうか。
実は働き方次第で収入アップの方法があります！
本記事では、具体的な給与アップの方法５選と、その中でも即効性のある「旅する薬剤師」という新しい働き方についてご紹介します！
薬剤師の給料を上げる5つの方法
薬剤師が収入を増やすための方法として、以下の5つの方法が挙げられます。
1. 転職で給与を上げる
現代は薬剤師不足で困っている調剤薬局が多く、年収600~700万円といった高い年収の転職求人が多数あります。
特に、
- 調剤薬局の管理薬剤師やエリアマネージャー職(700万前後)
- 薬剤師が不足している地方の調剤薬局や病院の薬剤師(都心と比べて＋100万程度UP)
- 企業内薬剤師（製造販売業者の品質管理などは600〜1000万）
といった職種は、比較的高収入を狙いやすいです。
2. 認定・専門資格を取得する
「研修認定資格」や「認定実務実習指導薬剤師」、「がん専門薬剤師」などの資格を取ることで手当がつき、給与が月額5千円〜5万円UPする薬局もあります。
手当がいくらつくかは企業によって対応が変わりますので、現職や転職先での制度を確認してみてください！
3. 業務委託契約で働く
パートや正社員ではなく、業務委託で薬局と契約して働くことで、薬局は社会保険料の経費削減に繋がるなどの理由で時給UPの交渉が可能となります。これによって日当３万円など、高い報酬で勤務している「フリーランス薬剤師」さんが近年増えてきています。
薬局との直接交渉と聞くとハードルが高いですが、交渉が得意な方にはオススメな給料UP方法です。
4. 副業で副収入を得る
最近では、薬剤師の知識を活かした副業も増えてきており、例えば「薬機法ライター」として空き時間に在宅勤務で副収入を得る方もいらっしゃいます。
ライターの勉強が必要になりますが、在宅で稼げるのは魅力的ですよね。
5. 地方薬局で短期勤務する（旅する薬剤師）
そして、意外と知られていないのが、地方薬局で短期間働くことで高収入を得る方法です。
地方薬局で働くと給料が上がる理由
なんと、地方薬局の中には、都心部よりも高時給の求人が多く、都心部の2倍以上になることもあります。
地方は薬剤師の母数が少ないため薬剤師が不足しやすく、土地代も都心に比べて安いといった理由から、好待遇での求人が多く、時給4,000円以上の求人も珍しくありません。
しかし、「地方に移住するのはハードルが高い…」と感じる方も多いでしょう。そこで、「旅する薬剤師」という働き方が注目されています。
旅する薬剤師とは？
「旅する薬剤師」は、都市部の薬剤師が地方の薬局で1～3ヶ月の短期勤務をするジョブマッチングサービスです。
旅する薬剤師のメリット
- 短期間で高収入を得られる！
- 移動費支給や宿付きの求人もあり、生活費を抑えながら働けるチャンスがある！
- 各地を観光しながら働ける！
- 様々な診療科目を経験でき、スキルアップにつながる！
- 全国に友達ができる！
例えば、「半年間地方で働いてお金を貯め、3ヶ月海外旅行を楽しむ」や、「3ヶ月ごとに離島を点々としながら島ライフを楽しむ」というライフスタイルを実践している薬剤師もいます。
まとめ
薬剤師が給料を上げるには、下記の５つの方法があります。
- 転職で給与UP
- 専門資格を取得する
- 業務委託契約で働く
- 副業で副収入を得る
- 地方薬局で短期勤務する
特に、「旅する薬剤師」は、短期間で高収入を得ることができ、自由なライフスタイルを実現できる新しい働き方です。地方で様々な経験を積むことで、将来的に都市部でのキャリアアップにもつながります。
もし、「旅が好き」で「もっと収入を増やしたい！」と思っている方は、ぜひ「旅する薬剤師」で楽しく高時給で働いてみませんか？
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以上、薬剤師の給料を上げる方法５選でした！
