96年生まれ。大学卒業後、新卒で教員になるも「自分らしい働き方」を求めてフリーランスwebライターに転身。「人に教えることが好き」という思いから、文章を通してさまざまなことを発信している。
3年間の教員経験があり、教員の職場事情や労働環境について詳しい。
あなたは教員として働いているものの「長時間労働」や「休日出勤」といった大変さを経験し、辞めることを検討しているのではないだろうか。
公務員という立場を捨てるリスクから、なかなか退職に踏み切れないこともあるだろう。
結論、筆者は教員として3年間勤務し、退職した経験からお伝えできる事実は「教員を辞めてよかった、退職して幸せだ」ということだ。
ストレスが減り、自分の時間も増えて、辞めてよかったと心から感じている。
最後まで読むことで、あなたが教員を辞めるべきかどうか判断するために必要な知識を得られ、納得感を持って次の行動に出られるだろう。
この記事の要約・まとめ
Q 教員(教師)を辞めてよかったことはなんですか?
A 実際に教員を辞めた経験のある私が、教員を辞めてよかったことは以下の4つです!
特に、教員を辞めたことで強いストレスから解放されたのは、筆者にとって大きい。
風邪を引かなくなったり、慢性的な心身の痛みがなくなったりと、強いストレスを感じる人は、無理をせずに退職を検討した方が幸せになれるはずだ。
もし、転職の前に退職することが最初の関門であると感じている人は、「アクロサポート」のような退職代行サービスを利用しよう。
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Q 教員(教師)を辞めて後悔したことはなんですか?
A 実際に教員を辞めた経験のある私が、教員を辞めて後悔したことは以下の3つです!
特に、教員は有給が取りにくい反面、長期休暇の間は3週間ほどまとめて休めるので、旅行などをしたい先生にとって長い休暇が取れないのはデメリットに感じるだろう。
筆者もそうだが、以下の口コミにもあるように転職活動をしてみると、いろんな気づきがあるものだ。
転職活動を通じて分かった、教員のメリット
・勤務時間の一定(体調)
・社会的な信頼(ローンが通りやすい)
・景気に左右されない
・給食(低価格、高バランス)
・ボーナスがたくさん貰える(平均以上)
・手当が手厚い(住居手当てや扶養手当など)
・長期休暇が取れる
・3ヶ月全額給与(病休)
X(旧Twitter)より抜粋
教員のメリットとして「社会的な信頼」「手厚い手当」「自分の勝ちを見出だせる」と感じた方の口コミが見られた。
1.教員を辞めたあと幸せな人は多い【体験談】
教員を辞めたあと、幸せに過ごしている人は多い。
ここでは、実際に教員を辞めた人の体験談を紹介する。
教員辞めて2年以上経ったけど、今が一番幸せな件☺️
穏やかな職場、
大好きなパートナー、
余裕のある毎日。
本当に幸せ。
私の場合は、教員を退職する決断は間違っていませんでした
X(旧Twitter)より抜粋
教員を辞めてわかったこと。
「仕事よりも大事なものはたくさんある」「家族とのご飯が幸せ」「お昼寝できて効率アップ」「土日の呼び出しがない」「平日の空いている時間にお出かけできる」「教育に関わる仕事は実はたくさんある」
体を壊してまで1つの仕事にとらわれなくても大丈夫ですよ
X(旧Twitter)より抜粋
教員を辞めたあとの変化として「余裕のある毎日」「教育に関わる仕事は教員だけではない」「自分自身を客観視できた」などがあった。
教員は残業の多い仕事で、テストの丸付けや授業準備、事務作業に学年会議など膨大な仕事量をこなさなければならない。
残業ありきの業務量にもかかわらず、残業代は一切出ないため、「学校はブラック気味な職場」と言われても仕方がないと、筆者は思う。
教員を辞めるとこうした長時間労働から開放され、自分の時間が取りやすくなるだろう。
私が「教員を辞めて幸せだ」と感じるのは、朝はゆっくり起きられて、休日はしっかり休めるときです。
8時には生徒が登校するため、教員時代は毎日7時半に出勤していました。また、土曜日に授業があったり仕事が終わらず休日出勤したりすることも多かったです。
しかし、今では長時間労働から開放され、ストレスや慢性的な体の痛みも少なくなって、幸せな毎日を送っています。
冒頭でも言ったように、全員にとって「教員を辞めることが幸せ」とは限りませんが、上記の口コミ投稿者や私のように幸せを感じている人も少なからずいるということです。
2.教員を辞めたあとは幸せ?辞めてよかったこと4選
ここでは、実際に教員を辞めた経験のある私が、教員を辞めてよかったこと4選を紹介する。
個人的な意見ではあるが、口コミなどを見ていると同じように感じている人も多いようなので、あなたが教員を辞めた場合を想像するための良い参考例になるだろう。
2-1.ストレスが減る
私は教員を辞めたことで、ストレスが減った。
教員は日々ストレスにさらされる職業だと感じている。私の場合は特に、保護者対応にはとても気を使った。
中にはモンスターペアレントと呼ばれる、理不尽な要求をする保護者も少なくなかったのだ。
また、職員同士の人間関係もストレス要因の一つとなっていた。生徒の前では先生として振る舞っている大人も、職員室ではパワハラや不適切な発言をしていたりすることもある。
しかし、公務員がクビになることはほぼないため、問題のある職員でも職場に残り続けてしまうし、そのことに理不尽さを感じることもあった。
教員を辞めると、保護者とのトラブルや上司との関係に悩むことがなくなり、ストレスが大幅に減ったと感じている。
私の体験談ですが、教員時代は頻繁に風邪を引いていたのが、教員を辞めた途端に風邪をほとんどひかなくなりました。今思うと、ストレスが原因だったのだと思います。教員の頃は感覚が麻痺していて、風邪を引くのが当たり前になってしまっていたんですね。
また、同じように「慢性的な身体の痛み」もなくなりました。私のように、働いていて強いストレスを感じる人は、無理をせずに退職を検討したほうが幸せになれるのではないかと思っています。
2-2.自分の時間が増える
教員を退職した方の体験談や筆者の体験から、教員を辞めると自分の時間を取りやすくなることが多い。
自分の時間が増えるかどうかは、退職後の就職先や過ごし方にもよるが、筆者の場合は圧倒的に自分の時間を増やすことができた。
自分の時間が増えたことで、以前から興味のあった副業に取り組んだり、資格を取得したりなど自分のために時間を使えるようになった。
時間や仕事に追われていた教員時代よりも、自分の人生を歩むことができている。
日々の業務に追われて自分の時間を過ごせていない人は、どんな人生を送りたいのか、今一度考えてみると良いかもしれない。
2-3.視野が広がる
筆者の場合は、教員を辞めたことで視野が広がった。
よく「教員は外の世界を知らない」と言われるが、たしかに視野は狭くなりやすい環境といえるように思う。
教員は学校運営が仕事のため、常にベクトルは学校内に向いており、よくも悪くも世の中の影響を受けづらい。
一方、一般企業は世の中の流れやニーズを敏感に察知し、自社のサービスへ活かして売上を伸ばさなければならないため、社会との接点が多いと言えるだろう。
また、教員の周りもほとんどが教員なので、多様な生き方・価値観にふれる機会が少なくなってしまいがちだ。
そんな中で、一度教員を辞めたり民間企業に転職したりすると、視野が広がるだろう。
正直私は、教員を一度辞めてもいつでも戻ってこられると思っています。教員の試験倍率は年々下がっており、教師不足が叫ばれているためです。
まだ挑戦していない夢がある人は、教員以外の道を検討したほうが良いのではないかと思っています。辞めるのは勇気がいりますが、実際に辞めてみると思ったほどのリスクはないと私は感じました。
2-4.外で生徒に会う心配がない
学校外で生徒と出くわすことは、教員あるあるではないだろうか。
筆者は、創立記念日で学校が休みのときにテーマパークに行ったら、そこら中に生徒がいたため見つからないようにサングラスで変装した……なんて経験がある。
教員は学校外でも教師としての振る舞いを求められるため、非常に窮屈だと感じていた。
教員を辞めたあとはそのような心配もなくなり、のびのびと生活できている。
3.教員を辞めたあと後悔する?デメリット3選
次に、教員を辞めてみて感じたデメリットを紹介する。
デメリットを知らずに辞めてしまうと「こんなはずじゃなかったのに!」と後悔するかもしれない。
私個人の意見ではあるが、一般的に言えることだと考えているため、参考になれば幸いだ。
3-1.安定した給与がなくなる
教員を辞めると安定した給与がもらえなくなる。
教員は公務員のため、毎月安定して給与が支払われ、景気に関係なく年2回のボーナスが支給される。
民間企業は給与が業績や景気に左右されやすく、公務員のように毎月安定して給与が得られるとは限らない。
教員の頃は毎月安定して給与がもらえることに何も感じなかったが、教員をやめたあとは給与のありがたみを痛感した部分はあった。
ただし、民間企業は自分の頑張りによって、教員時代よりもさらに高い年収を稼げる可能性も大いにある。
今よりもさらに高い給料を得たいなら転職エージェントを利用して転職活動をしてみてほしい。
担当するキャリアアドバイザーにあなたの希望条件(年収を含む)をしっかり伝えることで、条件に合う求人を複数紹介してくれるのだ。
実際、転職して年収が上がった事例は非常に数多くあるため、早く教員を辞めたいと考えているなら、登録して見てほしい。
3-2.長期休暇がなくなる
転職活動を通じて分かった、教員のメリット
・勤務時間の一定(体調)
・社会的な信頼(ローンが通りやすい)
・景気に左右されない
・給食(低価格、高バランス)
・ボーナスがたくさん貰える(平均以上)
・手当が手厚い(住居手当てや扶養手当など)
・長期休暇が取れる
・3ヶ月全額給与(病休)
X(旧Twitter)より抜粋
教員を辞めると夏休みや冬休みの長期休暇が取れなくなる。
教員は有給が取りにくいが、長期休暇の間は3週間ほどまとめて休むことができる。
筆者の職場には、長期休暇を使って毎年海外へ旅行する先生がいた。
しかし、民間企業では2〜3週間もまとめて休暇を取ることは難しいように感じる。
もしあなたが長期休暇はいらないから毎週土日にしっかり休める環境で生活していきたいと考えているなら、民間企業がおすすめだ。
年間休日120日以上ある企業であれば、基本土日は休みであることがほとんどであるため、長期休暇よりも安定した休みが欲しい人向けと言えるだろう。
安定した休みを得るためには教員を辞めて、民間企業に就いた方が圧倒的に良いと言えるだろう。
3-3.年収が下がることも
教員から転職すると年収が下がることがある。
なぜなら、教員の給与は平均より高い傾向にあるからだ。
文部科学省による令和元年度学校教員統計調査によると、小学校教員の平均月収は32.7万円、年収は約640万円。
一方、国税庁による令和3年分民間給与実態統計調査民間企業によると、民間企業に勤める者の平均年収は430万円だ。
給与は職種や年齢によっても異なるが、教員の方が民間より給与が高い傾向にあることは間違いないだろう。
4.教員を辞めたあと後悔しないためには?やっておいたほうが良いこと3選
ここでは教員を辞めて後悔しないために、やっておいてほしいことを3つ紹介する。
4-1.貯金をしておく
まず、貯金は必ずしておこう。
最低でも3ヶ月間暮らせるくらいの貯金額はほしいところだ。
また、教員は雇用保険に入っていないため、失業手当が受け取れない。
すぐに就職しない場合、収入がない状態になってしまうので退職金は大切に使おう。
4-2.有給休暇を消費する
有給休暇を消費しておくことも重要だ。
筆者は退職が決まってから、授業の予定がない午後は有給を使ってさっさと切り上げていた。
周りの目は気になったが、どうせ辞める職場なので関係ない。
しかし、全部の有給を使いきることができなかったのは後悔している。
退職が決まっている人は、帰れるときに帰ってしまうことをおすすめする。
4-3.賃貸やクレジットカードの契約をしておく
賃貸やクレジットカードの契約は公務員の間に済ませておこう。
公務員は社会的信頼が厚い職業なので、賃貸やクレジットカードの審査に落ちることは殆ど無いだろう。
しかし、無職になるとクレジットカードの審査が通りにくかったり、家を借りられなかったりする。
次の仕事が見つかるまでに時間がかかる可能性もあるため、賃貸やクレジットカードは事前に契約を済ませておこう。
5.教員のキャリアを活かせる仕事
教員のキャリアを活かせる仕事はたくさんある。
教員で培った能力は次の職業でも必ず活きるはずだ。
5-1.教育業界に転職
教員のキャリアを活かせる転職先として、同じ教育業界が考えられる。
- 塾や予備校の講師・運営
- 習い事などその他スクールの講師・運営
- 教材制作会社
教員は教育のプロであるから、人に何かを教えたり伝えたりする能力に長けている。
例えば、新入社員教育や習い事スクールなど、学校外のフィールドでも教員のスキルを活かせるはずだ。
教えることが好きな人は、教育業界でその力を存分に発揮できるだろう。
5-2.営業職に転職
教員で培ったコミュニケーション能力を活かして、営業職へ転職することも可能だ。
教員は生徒の前に立って授業をする中で、どうやって生徒の好奇心を引き出すか、どうすれば生徒が授業に集中できるかなど、プレゼンテーション能力を高めてきたはずだ。
このようなプレゼンテーション能力は、勉強を教えるだけでなく、商品やサービスの魅力を伝える営業職でも活かすことができる。
営業職はほとんどの企業で必要なので、転職の選択肢も広がるだろう。
営業職であれば大手総合型転職エージェントを利用するのがおすすめだ。
営業職は基本的にどの企業においても募集していることが多いため、未経験でも見つかりやすい仕事とも言えるだろう。
5-3.事務職に転職
教員の能力は事務職でも活かすことができる。
教員の仕事内容は授業や生徒指導だけでなく、事務処理も大きな割合を占めている。
成績処理や学校運営に関する事務など、放課後もやることが山積みだったはずだ。
この膨大な仕事量をこなせる教員は、事務職に向いているだろう。
公務員という職業柄、教員はコツコツと真面目に仕事をこなせる人が多い。
事務職でも、計画的に仕事をこなす力を活かすことができるだろう。
5-4.フリーランスライターになる
筆者は教員を辞めてから、フリーランスライターとして活動している。
ライターは教員に向いている仕事だと思っているので、ここで紹介させてほしい。
ライターとはテーマに沿った記事を執筆する仕事だ。
メディアに掲載されている記事はライターが執筆したもので、あなたも普段目にしているはず。
ライターは情報を調べて整理し、読者にわかりやすく伝えなければならない。
物事をわかりやすく伝えるという点では、教師の仕事に似ているのではないだろうか。
ライターに興味がある人は、当メディアの運営会社「ユニークキャリア株式会社」が提供しているユニークライティングでライティングの基礎を身に着けてはいかがだろうか。
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まとめ|教員を辞めても幸せになれる!後悔しない選択を
筆者は教員を辞めたが、後悔なく幸せに過ごしている。
教員を辞めたからといって不幸になるわけではない。
自分の時間が増え、視野が広がるといったメリットもたくさんある。
教員のキャリアを活かして新たな職につくことも可能だ。
あなたが教員を辞めたくて、毎日暗い気持ちで学校に行っているのなら、無理に続ける必要はないのではないだろうか。
この記事が少しでも、あなたの不安を解消でき、今後の判断の参考になれていたら幸いだ。
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